歴史
この路線は国ではなく、東海道に沿って名古屋と大津(のち草津に変更)とを結ぶ鉄道を計画した私鉄、関西鉄道によって建設された。最初の区間である草津駅~三雲駅間が1889年12月15日に石部駅・三雲駅とともに開業した。これは関西鉄道の最初の路線であり、起点は草津に置かれた。
1890年2月19日には三雲駅から柘植駅まで延伸され、深川駅・柘植駅が開業して全線が開通した。関西鉄道は1895年に名古屋駅まで路線を延ばした。
この区間の位置づけは1898年に変化した。同年4月19日、関西鉄道は本線を再編し、それまでの名古屋~草津間から名古屋~加茂間へと改めた。その結果、柘植~草津間は本線から支線へと格下げされた。1900年12月29日には、近江鉄道との乗り換え駅として貴生川駅が開業した。
関西鉄道は1907年10月1日に国有化された。これにより柘植~草津間の支線は国有鉄道へと移り、政府が正式な線名を定めた1909年10月12日に、柘植駅~草津駅間は草津線と名付けられた。
20世紀の大半を通じて、この路線は蒸気機関車、のちには気動車やディーゼル機関車で運行された。1979年には列車集中制御装置(CTC)が導入され、1980年3月3日には全線が直流1,500ボルトで電化されて、電車が投入された。1987年4月1日、国鉄分割民営化により、この路線は新たに発足した西日本旅客鉄道に承継され、今日まで同社が運営している。同日、柘植駅~貴生川駅間の貨物営業が廃止された。
東海道新幹線と草津線との乗り換えを可能にする新駅として南びわ湖駅が計画され、2006年5月に工事が始まって2012年の完成が予定された。しかし2006年9月、駅建設の資金に充てるための栗東市の起債を大津地方裁判所が地方財政法上違法と判断したことで計画は頓挫し、事業は中断を経て2007年10月に正式に中止された。
この路線の駅
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年表
- 188912月15日:関西鉄道が最初の区間である草津駅~三雲駅間を、石部駅・三雲駅とともに開業。
- 18902月19日:三雲駅~柘植駅間が延伸開業し、深川駅・柘植駅が開業して全線開通。
- 18984月19日:関西鉄道が本線を名古屋~草津間から名古屋~加茂間に変更し、柘植~草津間は支線となる。
- 190012月29日:近江鉄道本線との乗り換え駅として貴生川駅が開業。
- 190710月1日:関西鉄道が国有化され、支線は国有鉄道へ移る。
- 190910月12日:柘植駅~草津駅間が草津線とされる。
- 1979列車集中制御装置(CTC)が導入される。
- 19803月3日:全線が直流1,500Vで電化される。
- 19874月1日:国鉄分割民営化により、当線は西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継され、柘植駅~貴生川駅間の貨物営業が廃止される。
- 20065月:東海道新幹線との乗り換えを目的とした南びわ湖駅の新設工事が始まる。9月、大津地方裁判所が栗東市の資金調達の起債を違法と判断し、計画は頓挫する。
- 200710月:南びわ湖駅の計画が正式に中止される。
出典
最終更新:2026年10月16日