歴史
近鉄の前身となる路線は、長らく上本町駅(現在の大阪上本町駅)を起終点としていた。ここは大阪線と、大阪電気軌道が1914年に開業した奈良線の双方の終端であった。より都心に近い難波へ達するには延長線の建設が必要であり、1959年2月23日、近鉄は鶴橋 - 難波間の敷設免許を取得した。1965年3月1日には建設工事局が設置され、同年9月9日には上本町駅の地下駅建設工事に着手、続いて10月9日に起工式が行われた。
その後、工事は大阪都心の街路の地下で駅ごとに進められた。中間の日本橋駅の建設工事は1966年11月25日に着手され、難波駅の建設工事は1967年4月25日に始まった。全線は千日前通の地下に通された。
最終段階は1970年初頭に訪れた。1970年1月25日に線路敷設工事が始まり、2月24日には試運転が行われた。3月1日には奈良線の全列車が上本町駅の地下ホームでの発着に変更され、3月15日に近鉄難波 - 上本町間が開業した。その数日後の3月21日には、大阪線の特急の一部も新線への乗り入れを開始した。開業日の3月15日は、日本万国博覧会(大阪万博、Expo '70)の開幕日(一般公開開始日)であった。
近鉄は建設費を回収する目的で、この路線の運賃に特別な加算運賃を課した。この加算運賃は1979年1月8日に導入された。建設費の回収が完了すると、加算運賃は1991年11月20日に廃止され、難波線の運賃は通常の体系に戻った。
路線の到達範囲は2009年に大きく変わった。2009年3月20日、阪神電気鉄道の西大阪線が大阪難波駅まで延伸して近鉄線と接続し、既設区間を含めて阪神なんば線となり、両社は相互直通運転を開始した。同日、近鉄は難波線の両端の駅を改称し、近鉄難波を大阪難波に、上本町を大阪上本町とした。
難波線はわずか2キロメートルの短区間でありながら、通勤列車や特急列車が頻繁に行き交う。阪神側の神戸三宮と近鉄奈良の間を結ぶ直通列車も、大阪難波を経由してこの路線を走っている。
この路線の駅
本マップ収録の全3駅(五十音順)。各駅を選ぶとその駅のページを開けます。
年表
- 19592月23日:近鉄が鶴橋 - 難波間の敷設免許を取得。
- 19653月1日:建設工事局を設置。9月9日:上本町駅地下駅の建設工事に着手。10月9日:起工式。
- 196611月25日:中間の日本橋駅の建設工事に着手。
- 19674月25日:難波駅の建設工事に着手。
- 1969接続する奈良線で電圧が直流1,500Vに昇圧される。
- 19701月25日:線路敷設工事に着手。2月24日:試運転。3月1日:奈良線の全列車を上本町駅の地下ホーム発着に変更。
- 19703月15日:近鉄難波 - 上本町間が開業。大阪万博の開幕日(一般公開開始日)であった。
- 19703月21日:大阪線の特急の一部の乗り入れが開始される。
- 19791月8日:建設費回収のための加算運賃を設定。
- 199111月20日:建設費の回収が終わったため、難波線での加算運賃の制度を廃止。
- 20093月20日:阪神なんば線と相互直通運転を開始。近鉄難波駅を大阪難波駅に、上本町駅を大阪上本町駅に改称。
出典
最終更新:2026年10月16日