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吾妻線

Agatsuma Line

吾妻線(あがつません)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が群馬県内で運営する鉄道路線で、渋川駅を起点に吾妻川の渓谷沿いを西へ遡り、嬬恋村の大前駅を終点とする。単線で軌間は1,067ミリメートルの狭軌、直流1,500ボルトで電化されており、18の駅を有する。この路線は草津温泉への鉄道のアクセス路であり、長野原草津口駅は草津温泉への玄関口で、東京から特急列車が直通して乗り入れている。

東吾妻町長野原町草津町榛東村10 km
吾妻線の路線図 · 群馬県 · 境界: 国土数値情報(国交省)・GSI

歴史

この路線は旅客路線としてではなく、貨物線として始まった。1945年1月2日、渋川 - 長野原間の42.4キロメートルが貨物専業の長野原線として開業した。旅客営業はその後段階的に始まり、1945年8月5日に中之条、1945年11月20日に岩島、1946年4月20日に長野原へと達した。

その後の約20年間、この路線は非電化のローカル支線のままであった。渋川 - 長野原間の直流1,500ボルトによる電化は1967年6月10日に完成した。

路線が現在の形になったのは1971年3月7日のことである。この日、経路は長野原からさらに13.3キロメートル先の大前まで延伸され、路線全体が長野原線から吾妻線へと改称された。同時に全線にわたり列車集中制御装置(CTC)が導入された。

1987年4月1日の日本国有鉄道の分割民営化に伴い、吾妻線の所有は新たに発足したJR東日本へ移り、以後同社のもとで運営が続けられている。

2014年には、吾妻川における八ッ場ダムの建設に伴い、経路そのものが変わった。ダムによって生じる貯水池が既存の線路の一部を水没させることになっていたため、より高い場所に付け替え線が建設された。旧線を走る定期列車は2014年9月24日を最後に運転を終え、岩島 - 長野原草津口間の新線が2014年10月1日に開通した。付け替えられた区間は元の経路より0.3キロメートル短くなった。

この付け替えにより、路線の名物のひとつも失われた。旧線には全長わずか7.2メートルの樽沢トンネルがあり、日本一短い鉄道トンネルとして知られていたが、2014年の新線切り替えに伴って旧線とこの小さなトンネルは使用を終えた。ただし、トンネル自体は八ッ場ダムの水没区域外に位置している。

この路線の駅

年表

  • 19451月2日:渋川 - 長野原間 (42.4 km) が貨物専業の長野原線として開業。
  • 19458月5日:旅客営業を開始し、中之条まで到達。
  • 194511月20日:旅客営業が岩島まで延伸。
  • 19464月20日:旅客営業が長野原(後の長野原草津口)まで延伸。
  • 19676月10日:渋川 - 長野原間が直流1,500Vで電化。
  • 19713月7日:長野原 - 大前間 (13.3 km) が延伸開業し、長野原線から吾妻線に改称、全線にCTCが導入される。
  • 19874月1日:日本国有鉄道の分割民営化により、吾妻線はJR東日本の所有となる。
  • 20149月24日:八ッ場ダムに伴う経路付け替えを前に、旧線を走る定期列車が運転を終了。
  • 201410月1日:八ッ場ダム建設に伴う岩島 - 長野原草津口間の新線が開通。同区間は0.3 km短縮され、旧線の樽沢トンネル(全長7.2 m、かつて日本一短い鉄道トンネル)は水没区域外にあるものの使用を終えた。

出典