水島臨海鉄道の路線約2分で読めます

水島本線

Mizushima Main Line

水島本線(みずしまほんせん)は、岡山県倉敷市において水島臨海鉄道が保有・運営する営業キロ11.2キロメートルの鉄道路線である。JRの倉敷駅に隣接する倉敷市駅を起点に、南の水島地区および水島臨海工業地帯へと至り、軌間1,067ミリメートルの狭軌、全線単線(行き違い設備あり)で、非電化である。主に工場の従業員や学生といった日常の旅客と貨物の双方を運んでいる。

岡山2 km
水島本線の路線図 · 岡山県 · 境界: 国土数値情報(国交省)・GSI

歴史

この路線は戦時下の産業鉄道として始まった。1942年9月17日に専用鉄道の免許が下付され、1943年6月30日に三菱重工業水島航空機製作所の専用鉄道として、倉敷と航空機製作所の間で開業した。戦後の1947年、鉄道は水島工業都市開発へと引き継がれ、路線は公共用に生まれ変わった。1948年8月20日には地方鉄道法に基づく地方鉄道として、現在の倉敷市駅から水島を経て水島港までの区間が開業した。

1950年代に入ると、路線は市営となった。1952年4月1日に倉敷市へ譲渡され、以後は倉敷市交通局が市営鉄道として運営した。その後も路線は延び、1962年7月1日には水島港 - 西埠頭間が、1965年8月20日には水島 - 川鉄前間が開業した。

1970年4月1日、路線は倉敷市交通局から水島臨海鉄道へ移管された。移管後、路線は段階的に近代化され、1971年6月1日には倉敷市 - 水島間に列車集中制御装置(CTC)が導入され、1972年9月17日には三菱自動車工場に隣接する新たな終点・三菱自工前まで旅客営業が延長されて、倉敷市 - 三菱自工前間という現在の旅客区間が定まった。

1983年4月1日、三菱自工前 - 川鉄前間に倉敷貨物ターミナルが開業し、同日に倉敷貨物ターミナル - 川鉄前間および水島 - 水島港 - 西埠頭間が廃止された。この路線は水島臨海工業地帯の工場からの製品を運んでいる。

1980年代から1990年代にかけて旅客鉄道は着実に改良され、路線は現在の姿に落ち着いた。1981年4月7日には倉敷市駅が国鉄倉敷駅前へ移転し、この間に新たな中間駅がいくつも設けられ、1992年9月7日には浦田 - 三菱自工前間が高架化されて常盤駅が開業した。1995年には自動列車停止装置(ATS)が設置され、1996年3月16日にはワンマン運転が始まり、2002年には土・日・祝日の全列車に拡大された。2019年には駅番号が導入された。

この路線の駅

年表

  • 19429月17日:専用鉄道の免許が下付される。
  • 19436月30日:三菱重工業水島航空機製作所の専用鉄道として、倉敷 - 航空機製作所間で開業。
  • 1947旧航空機製作所から水島工業都市開発へ移管される。
  • 19488月20日:地方鉄道法による地方鉄道として、現在の倉敷市駅から水島を経て水島港まで開業。
  • 19524月1日:倉敷市へ譲渡され、倉敷市交通局が市営鉄道として運営する。
  • 19627月1日:水島港 - 西埠頭間が開業。
  • 19658月20日:水島 - 川鉄前間が開業。
  • 19704月1日:倉敷市交通局から水島臨海鉄道へ移管される。
  • 19716月1日:倉敷市 - 水島間に列車集中制御装置(CTC)が導入される。
  • 19729月17日:旅客営業が水島から三菱自工前まで延長され、新たな旅客の終点として三菱自工前駅が開業。
  • 19814月7日:倉敷市駅が国鉄倉敷駅前へ移転する。
  • 19834月1日:三菱自工前 - 川鉄前間に倉敷貨物ターミナルが開業。倉敷貨物ターミナル - 川鉄前間、水島 - 水島港 - 西埠頭間が廃止される。
  • 19929月7日:浦田 - 三菱自工前間が高架化され、常盤駅が開業する。
  • 19963月16日:ワンマン運転が始まり、2002年には土・日・祝日の全列車に拡大される。

出典